さらなる高みへ飛びたとう
2009年 11月 21日
そして昼過ぎからは、家の前の道路で、飛び入りの近所の小学五年生の子を交えて三人で野球をした。
本来の家庭ではよくあるいつもの休日の風景。だが、俺と次男にとっては、年に十数回しか無い、貴重な癒し合いの時間である。ときおりみぞれ混じりの雨粒が落ちてくる天気の中で、遊びながら俺の身体も心も温められ、心のすり傷も自然と消えていく。つくづく人間とは、自分の心の「癒し場」を見つけなければ生きていけない弱い生き物だな、と感じたのであった。
ところで今週は、2010年事業計画の策定追い込みの日々であった。木曜日には、テレビ会議で上司に対して説明を行い、自分なりの戦略について理解を求めた。俺のプランは、全社のガイドラインに則った前年比微増の販売と若干の黒字。それに対して上司の要請は、他部門が相当に落ち込んでおり、そのカバーも含めて牽引役になって欲しいとのこと。更なる上方修正の要請である。
そもそも現在の今年度見通しは、販売が前年比130%超。そして、今回出した計画数字も、今の実力から推し量るとかなり高いハードルであり、とても上積みなど考えられようも無い。
しかし、この長野支店が本当に期待されており、かつ上司も全体の数字がつくれなくて内心、苦しみもがいているのも事実である。そんな上司の気持ちが、俺には痛いほど解ってしまう。
俺も上司と同じ立場に立ってみよう。ここはまず、全体の目標達成のために、自部門が上積みするために何が必要かを考えることが先決だ。俺は少し考えて、「わかりました、再検討します」と応えた。
前にも書いたが、サラリーマンとは因果な商売である。来年の4/1には、今年の栄光はまるで忘れ去られる。
そして、新しい目標が、あたかも達成して当然のごとくに立ちはだかるのだ。その際には、計画検討会であった様々な論議も遠くに置き去りにされていることが多い。
ただ、俺も経営幹部であり責任者。できない言い訳や泣き言は言うまい。やるための方法を考えるのだ。
来週一週間、上積みするための方策について、長野支店全員で考えてみよう。そして、もし大きな上積み要求を受けるのであれば、こちらからもいくつか要求を会社に出そう。
人財、商材、支援体制など、より目的的な体制づくりや、具体的な戦略ための原資を上司に要求し、諸条件を整えた上で高い目標に挑んでいきたい。単にあてがわれた数字を目標とするのではなく、強い意志と具体的なシナリオを携えて来年度に臨みたい。
そうそう、PHPの今月号に松下幸之助氏の名言が掲載されていた。いまの俺にはぴったりの言葉だ。
「とにかく、考えてみることである。工夫してみることである。そして、やってみることである。失敗すればやり直せばいい」
以上、東北戦線異常無し。
by kaiseik
| 2009-11-21 23:50
| 勝利に向けて
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