ゴールデンウィーク
2009年 05月 05日
そもそも、「ゴールデン」とは、興行的に「ゴールデン」だったのか。勤め先の生産調整で、通常連休以上に長い休みになる人もいる昨今の大不況を考えると、この大型連休が、日本経済全体の好転に向けた転換点になって欲しいものだ。
ところで、我が家のゴールデンウィークは結局、家族で長野に来る事になった。と言っても、長女はテニス部の大会があり留守番。よって家族4名での長野旅行である。ちょうど経済対策の割引制度を利用でき、仙台から長野まで片道1000円で来る事ができる。確かに、新幹線と比べると格段にお得であり、かつ、連休の車の流れと逆方向で渋滞も避けることができる。
さて、仙台を出発したのは2日の昼過ぎであるが、いろいろあって片道7時間超、その日は夜9時頃に長野のマンションに着いた。そして翌朝早くから、大町・白馬方面へ。最近再び話題になった黒部ダム(http://www.kurobe-dam.com/)に向った。しかし・・・人・人・人。混雑のためダムまでのトロリーバスは2時間待ちだったが、ここまで来てダムを観ずに帰る訳にはいかない。扇沢駅のレストランで昼食をとりつつ時間をつぶした。そして、映画「黒部の太陽」で有名な関電トンネルの破砕帯を通り抜け黒部ダム駅に到着。そこからダムへと歩く。黒部の天候は、日が照ったり薄曇ったりと不安定だったが、ガスが出ていなくてよかった。ダムの展望台からの景色は思っていた以上に壮観で、ダム湖の奥にこの地の主である立山がはっきりと眺められた。
黒部ダム周辺で午後2時半ごろまで過ごした後、次は南下し松川、安曇野を経て松本へ。
松本に着いた頃には午後4時を過ぎていた。しかも、松本市内は大渋滞。かつ、連休とあって城内も大混雑で、城に入るまで90分の待ち行列(><)。俺はここは三度目だったが皆は初めて。もう二度と来る事は無いかも、と思い我慢して行列に並ぶ事にした。日が傾き辺りが薄暗くなる中、無事入城。
4日は朝から善光寺に向った。7年に一度の御開帳とあって、普段はまったく仏閣に興味の無い嫁も観てみたいとのこと。しかし、ここでもとんでもない人だった。回向柱に触ろうと並ぶ人々の列が、本堂前から山門をはるかに越えて仲見世の先まで延々と繋がっている。我々は早々に回向柱に触ることを諦めて、お坊さんから御印文を頂き、おびんずるさんをお触りするのみとした。なぜなら回向柱に触らずとも、善光寺如来のご分身といわれる宝印「御印文」を押してもらうだけで極楽往生に至れるからだ。そして帰りがけに例の八幡屋礒五郎で御開帳バージョンの七味唐辛子と、これまた信州物産館で御開帳バージョンの伊右衛門を土産として購入。善光寺の法力は、あらゆる商品に現実的な形で宿っているということか・・・。
5日は長野へ帰る日。飯山辺りの渋滞情報を知り、下道で信濃町の野尻湖まで走った。野尻湖の遊覧船で湖を周遊した後、ナウマンゾウ博物館を見学。そして信濃町ICから高速で帰路に着いた。途中、新潟の安田IC(五泉市)で降りてぼたん園を観て、再び高速にのって一路仙台へ。渋滞逆張りのおかげで午後8時には自宅についた。
この4日間とても慌ただしい旅であったが、子供たちの記憶に何を残せただろうか。願わくば、旅の記憶の断片とともに、家族で一緒に過ごせたという安堵感を少しでも心に刻みこんで欲しい。いずれ君達も、父親としてハンドルを握る日が来るのだから。
以上、東北戦線異常無し。
by kaiseik
| 2009-05-05 23:43
| 勝利に向けて
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