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「Letters to Me」 letter2 人生はそんなに複雑なのか

この本は自分に宛てた手紙をつづったものである。手紙の中では、自分自身を「親愛なるボス」として、自分自身を支配する存在とみている。そのボスに宛てた手紙は、非常に仕事に忙しく心身に深刻な問題を抱えつつあるボスを心配する別な人格からの警告として書かれている。自分が、このままマラソンコースを全速力で走っていつか息が途切れて倒れるのを確かに予知しながらも、いつまでも「仕事をしないと生きていけない」という固定観念にしがみつにている自分。そんな自分を固定観念、強迫観念から引き剥がすべく、何度も何度も手紙を送り続けるのだ。


★過去十年で、精神科医を頼る人の数は、十パーセントから二十パーセント増加しているそうです。WHOは、もうすぐ精神疾患は先進国と発展途上国において、もっとも深刻な問題になるだろうと見ています。病院の救急室でもっとも口にされるのは、不安感や抑鬱感など感情面での問題であり、公式な情報によれば、そういった問題の増加は社会的習慣の崩壊、孤独感による支配、社会的プレッシャーや不安感などが原因になっているそうです。
・・・発展することは、問題でもあるのです!

⇒メンタルヘルスの問題はここにきて急速に拡大してきている。そのための自殺が急増し、癌やHIVなどと同様、死に至る病の一つになってきた。
我々の仕事はなんのために必要なのか?「食うため」ではなく、「心の充足」のためである。しかし、「食うため」に働くという間違った考え方が蔓延し、給料と引き換えに心を売ってしまっているのだ。

★私たちがなにか大きな見落としをしているのは明らかです。人の目標は、百年後に全員が抑鬱感に悩まされることでも、陰鬱な世界を子どもたちに残すことでもないはずではありませんか。私と同じように、人々は自分から人生を複雑にしてしまっていると感じませんか?生きるのはシンプルなことのはず。それを私たちは、自ら難しくしてしまっているのです。
・・・「稼がなくては」という思いに支配されていたら、そこからものがとが複雑になってゆくのです。


⇒俺もそうだが、心に大きなストレスを受けているときには、新たに発生したほんの些細な問題を自分自身で増幅してしまい立ち直りの大きな障害になることがある。その精神のメカニズムは、マイクとスピーカを近づけたときのハウリングのように心の中で悲鳴にも似た声が響き渡るようだ。こんなとき俺は、仕事から数時間でも離れて自然と向き合い、自然の一部となって心を落ち着ける。いつも自分に言い聞かせる。「自分の心も体も大自然の一部であり、アンバランスな存在。それに自然界にあるものはいつか必然的に滅びる。その時がくるまで、あえて自分から滅びる必要などないし、許された時間の中で俺はなんでもできるのだ。」と。

仕事に関わる時間を、人はなにか厳しい競争ででもあるかのように生きています。人生をまっとうするために強いられる競争です。そして人は、まるで自分が生きていないかのように感じたり、心と体が「もう十分だ。こんな生き方をするくらいなら降りてしまったほうがマシだ!」と悲鳴をあげることになるのです。数週間前、セールスのヘッドだったバルデスの身に起こったことをご存知のはずです。彼はついに押しつぶされてしまいました。親愛なるボス、あんなこと、誰の身にもおこってはいけないのです。

⇒「セールスはこの世でもっとも恐れられている職業である」と言ったのはオグ・マンディーノだったか。ときに人間は、セールスの競争に勝つために人は人生まで賭けてしまう。この世界が早く、競争をしないでも生きていける世の中にならないものか。カネというただの紙きれに最高の価値が認められているうちは、まだまだ遠い先の話か。いや、実は多くの人は気づき始めている。自然にかこまれた平和な土地で、暖かな太陽と清らかな空気を一杯に吸いながら、愛する家族とともにぐっすり眠れることが最高の幸せだと。

以上、東北戦線異常無し。

「Letters to Me」 letter2 人生はそんなに複雑なのか_d0039059_0372465.jpg

by kaiseik | 2005-06-19 00:42 | 読書道 | Trackback | Comments(0)

北海道戦線異状無し・・・メーデーメーデーっ


by kaiseik
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