神無月

10月も今日で終わり。俺は一ヶ月ぶりに仙台に戻ってブログを書いている。振り返ってみると、今月は俺にとってささやかなイベントが目白押しであった。10/10（土）生まれてはじめて会社のゴルフコンペでコースに出たこと(わざわざ三重くんだりまで出かけて、スコアはさんざんだったが・・・)、10/18（日）ＩＴストラテジストの試験を長野高校まで受けに行ったこと（論文以外は上出来だった・・・受かっていて欲しい）、10/22（木）牟礼の菊寿し(長野県では一番だと評判)に行って上等な白ワインで美味しい寿司を味わったこと、そして10/23（金）、お客様に同行し駒ケ岳に登って千畳敷カールを歩いたこと。今月は、そんな新たな体験が俺の単身生活にちょっとしたスパイスとして効いていて、低くなりがちだった仕事でのテンションを補ってくれた。特に駒ケ岳登山は、天候にも恵まれて千畳敷から望む南アルプスの山並みと、その向こうに頭ひとつ出した富士の姿に感動。さらにはその日の晩に、今年は不作で地元の人でも手に入らない松茸を、これまたお客様のご好意でお腹一杯頂いた。こんなことを書くとセレブの道楽のごとく思われて批判を受けるかもしれないが、どう思われても俺が信州の残り少ない秋を貪るかの勢いであったのは事実だ。ただ、そんなイベントが無かったならば、俺の心にはすでに冬の北風が吹きはじめていたかもしれない。その意味でこの10月は、リセット後の定まらない心に新たな刺激を与え続けた一ヶ月だったと言えるだろう。おそらくは、もうすぐこんな不安定な気持ちも落ち着いて、俺の興味は再びビジネスに向けられることになる。俺の心もこの季節同様、常に移いゆくものだから。以上、東北戦線異常無し。

※「神無月」：日本では、旧暦10月を神無月（かんなづき、かみなしづき）と呼び、現在では新暦10月の別名としても用いる。「神無月」の語源には諸説あるが、「神無」は宛て字である。しかし、「神無」という宛て字から「神のいない月」という解釈が広く行われるようになった。すなわち、出雲大社に全国の神が集まって一年の事を話し合うため、出雲以外には神がいなくなる、というものである。実際、出雲では旧暦10月を神在月（かみありづき）と称している。(Ｗｉｋｉｐｅｄｉａより)