俺、負けないよ。

今日は俺の46回目の誕生日。午前中、スタバでコーヒーをすすりながら読書をしていると電話が鳴った。電話をとると「お父さん、誕生日おめでとう！」、次男の声。その後、インタビューめいた質問があった。「お父さんは何歳ですか？」「46歳」「どんな気持ちですか？」「ん～普段どおり。なんも変わらない」「・・・」
なんかあまりに突然、かつ場所も場所だけにそっけない対応をしてしまった。後ろでは、嫁と娘がはやし立てている声が聞こえる。絶対忘れられてるって思ってたから正直とても嬉しかった。こんなとき、家族って有難いなあってしみじみ思う。逆に、俺は家族に何をしてあげられているのだろう・・・。
その後、スポーツクラブに行って軽く運動して、三時前に帰宅。テレビで、ゴルフトーナメントの石川遼を応援していると、ピンポーン。今度は、なんだ～？「ゆうパックです～」・・・お袋からのプレゼントが届いたのだった。そして、手紙が入っていた。お袋が練習中のパソコンを駆使して作った手紙だ。
そこには、こうあった。
「誕生日おめでとう　お母さんが３Ｋで産んだ赤ちゃんがこんな年に生るなんて思っても居なかったけど大きな立派なお父さんに成って頑張って居る貴方は、偉いです。へこんだ時は、お母さんを思い出してね。私も負けないから。」ちょっと漢字の間違いはあるが、何よりも強い母親の愛情を感じ、涙腺がゆるんできた。「俺はそんなに偉くないよ・・・立派なお父さんにも成りきれていない。でも、俺も負けない。なんせお袋の子なのだから。」
この歳になって初めてわかった。誕生日とは、家族に、そして自分の親に感謝をする日・・・俺を産んで、育て、励ましてくれてありがとう。子供たちをどこまでも励まし続けようとする親心に応えて、俺もこんな父親にならなくちゃ。
以上、名古屋戦線異常無し。