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「ウィニング 勝利の経営」 ジャック・ウェルチ その2

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ここのところ土日は晴れの日が少なく、休みでも少々鬱屈した過ごし方をしてきた。でも今日はいまのところ雲の間から温かな朝の日差しが差し込んでいる。いずれにしても西から流れてくる雲の動きがはっきりしないのでモヤモヤは残るのだが・・・。
子ども達はいつものようにテレビヒーローに夢中、俺はパソコンに向ってこの一週間にあったことを思い起こしながらプログを書いている。

PARTⅠ, 2 「率直さ」では、ウェルチはとても大切なことを話している。

「言うべきことを言わないでいることが、ビジネス界の最大の恥だと思う」
これは全くそのとおりだ。

仕事上の目標目指して全力で戦う以上、常に組織が進化していかないと絶対にコンペティターには勝てない。何故なら相手も環境変化に対応して進化し続けているからだ。そのため、全員が刺激しあいながら、その議論の中から出てきたより良いアイデアを採用しスピーディに経営に取り入れていかねばならない。そして、臨機応変に行動に移していかねばならないのだ。
戦場で言うべきことを言わないとどうなるか?危機の兆候を知らせないとどうなるか?・・・あっという間に全滅だ。

静かな戦場であるオフィスにはそんな緊迫感は無いが、実際のところ言うべきことを言い、常にやり方を変えていくという風土が必要だ。
よくあるケースは、部下は「言っても無駄だから・・・」と言って組織の一員としての義務を果たさない、上司は「なかなか部下から良いアイデアが出てこない・・・」と自分にもできないことを部下に期待する。
こんな組織では、あっという間に敵に取り囲まれ、撃ち殺されてしまう。

社員が率直にアイデアやアラームを出すことは、組織人としての義務である。
当然上司も部下も分け隔てなく、勝つための意見を言うべきだ。

また、いつ危機的状況に陥ってもおかしくない現代では、リスク回避のためにも「言うべきことを言う」ことが組織人の最低限の要件である。巨大な氷山が近づいてきたり、船の船体に穴が開いていて浸水しているのを黙ってみている船員がいるとすれば、たとえそいつがコックであっても海に突き落としたくなるだろう?

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★印以下は引用。

言うべきことを言わなければ、いいアイデアや迅速な行動が邪魔され、優秀な社員が会社に貢献しようとするのをやめてしまう。こいつが会社を殺すと言っていい。

★競争相手のことなんかどうでもいい。社内でコミュニケーションがとれないことのほうが、よっぽど恐ろしい敵だ!

★率直さがどう勝利をもたらすか。主に三通りの方法が考えられる。
最初に・・・豊富なアイデアが得られる。多くのアイデアが出てきて、議論され、分析され、改善される。みんなが貝のように押し黙っているのではなく、心を開き学び合う。第二に、率直であることでスピードが出る。・・・考えていることを話し、議論し、改善し、決定を下す。このアプローチができれば、それは単に会社の強みの一つという程度のものではない。グローバル市場で戦うとき、それは必須条件だ。社員五人のベンチャーや、上海やバンガロールの会社はそもそももっと早く行動できると思って間違いない。

★第三に、率直であることはコスト削減に結びつく。・・・意味のない会議がなくなる、誰もが知っていることを確認するだけのくだらない報告書がなくなる、と考えてみてほしい。

★じゃ、なぜやらないんだ?
本音を話さないほうが楽だから、心に思ったそのままを話すべきではないと、人は思うようになる。思ったとおりのことを話すと、面倒なことになる。怒り、苦しみ、混乱、悲しみ、恨み。この事態をなんとか収拾しなくちゃ、と感じるだろうが、困ったことにそれは、恐ろしく気まずい、時間のかかることだ。・・・昔の哲学者、イマヌエル・カントなどは、率直でないのはつまるとこめ自分のためで、自分が楽するためなのだ、と分析していると言う。

★勝ち抜くためには率直であることが必要だ。それなのに、悲しいかな、どんな規模の組織にしろ、それを植えつけることは困難で時間がかかる。なぜ困難かといえば、人間の本性と、凝り固まった組織の行動規範と戦わなければならないからだ。そして時間がかかること。何年も何年もかかる。率直さが当然となるまでにGEでは10年を要した。

率直さを引き出すためには、報酬を与え、褒め、語りつづけることだ。率直に行動した人はみんなの前で大々的に褒め上げる。なによりも、あなた自身が元気よく大袈裟なくらいにやってみせることだ。

★GEに入社してから二〇年後に私がCEOに指名されるまでのあいだ、私の上司になった人はみんな、私があけすけすぎると注意した。私はきついヤツだとレッテルを貼られ、しょっちゅう、そのままじゃ駄目だ。君のキャリアの足を引っ張ることになるよと言われつづけた。GEでのキャリアが終わった今、このあけすけな態度のおかげで私はやってこられたのだと自信をもって言おう。

以上、引用。

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の信奉する経営の神様、松下幸之助も「素直な心」を第一に挙げている。
全く経営スタイルの違うウェルチと松下だが、「率直さ」と「素直さ」という二つの姿勢は、車の両輪のようなものだ。部下の率直な意見を、上司の素直さで常に受け止めて、より良い組織にむかって変えていける風土が、新しい戦略、戦術が生まれる土壌になるのだ。


以上、東北戦線異常無し。
by kaiseik | 2005-10-30 09:52 | 読書道 | Trackback | Comments(0)

北海道戦線異状無し・・・メーデーメーデーっ


by kaiseik
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