KINJYO 将監を歩く
2015年 04月 11日

信州大学の入学式で、「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」と言った学長が話題になった。
しかし、「スマホ=ゲーム」の古い認識、価値観を押し付けるのもいかがなものかとも思う。
我々は、科学技術の恩恵の上を、いつのまにか歩いていることに気づいていない。
もちろん、少し想像力を働かせれば学長の言わんとしていることは理解できるが、近い将来、想像力を働かせても理解ができない世代が入学してくるであろう。
いずれにしても、学長自ら、型通りの挨拶ではなく「個性」的な持論を述べたことはとても評価できる。
まさかそう言う学長は、携帯電話なんか使ってませんよね? やっぱり、自筆の手紙でしょ? …皮肉すぎるか(^-^;







ところで、学長はなかなか深いイイことも言っている。
「皆さんは、もしかしたら、個性の発掘に没頭する『自分探し』をしませんでしたか。また、これからしようと思っていないですよね。若い時の自分探しは勧められません。特に、解剖学者の養老孟司さんは、『個性は徹底的に真似をすることから生まれる』とまでおっしゃられています。伝統芸能の世界に見られる、師匠と弟子の個性の違いを指摘されてのことです。個性を発揮するとは、なにか特別なことをするのではなく、問題や課題に対して、常に『自分で考えること』を習慣づける、決して『考えること』から逃げないことです。自分で考えると他人と違う考えになることが多くなり、個性が出てきます、豊かで創造的な発想となります。」
印象的な逆説であるが、内容がちょっと飛躍していて学生たちに理解できたかどうか…。おそらく、学長は「守・破・離」のことを言いたかったのであろう。
確かに、様々に考えを巡らすことで脳神経の新たな経路ができるとすれば、人それぞれ異なった脳細胞のパターンが、いわゆる「個性的」な発想を生み出す「回路」になるというのは理解できる。
俺は、先日の定例ミーティングでこの学長の話の後半を引用した上で、責任者らにこう話した。
「方針発表で『これからは、お客様に対応する担当者が最上段、私が最も下の逆ピラミッド型運営でいく』と申し上げましたが、この『逆ピラミッド』は『放認』では決してありません。仕事上の課題について、まずは担当者に考えさせてください。報告や相談を受けた際、必ず『君の考え、ストーリーを聞かせてくれ』と意見を求めること。そして、その意見を尊重しつつ、上手くいくように全力で後方支援をして下さい。」
今年度は、社員全員が、「プロとして、自ら考え、自らが立つ」ことを目標にしてもらいたいと思う。
そうすれば、絶対にうまくいく。
以上、東北戦線異状無し。













