カメイ美術館 「マトリョーシカ博覧会」ほか

カメイ美術館(http://www.kameimuseum.or.jp/)は、地元の名士、亀井さんのコレクションが展示されていて、時間のある時に一度見てみたいと思っていた。特に約14000頭と言われる蝶の標本コレクションは見事。これまでに見たことの無いほどの物量だ。たしか何年か前まで、俺んちの近くのカメイさん系列「グリーンマート」にもこのコレクションの一部が展示してあったなあ。
また、カメイコレクション展では俺の大好きなモーリス・ド・ヴラマンクの作品が展示してあった。ヴラマンクの激しいタッチで描かれた冬の街並と雪の轍は、若い頃仕事で何度となく訪れた、北海道の寒村(特に積丹半島あたり)の寂寥とした風景を彷彿させる。
また、企画展では、日本のコケシから発祥したと言われる「マトリョーシカ」の展示をしていた。俺の茨城の実家にもマトリョーシカがあった。子供たちが幼い頃、里帰りした際には実家にある数少ない玩具の一つとして、必ず持ち出して遊んでいたのを覚えている。そのうち、一番小さいサイズのものからどこかに消え失せていったが・・・とても懐かしかった。
この美術館は、コンパクトではあるが、とても多くのモノを観て楽しめる美術館である。
以上、東北戦線異状無し。
◆蝶の羽で宇宙をイメージしたという「宇宙讃歌」