Letters to Me あらたな旅のはじまり
2006年 06月 04日
昨年から長きに渡り読み続けてきたこの本。やっと読み終えることが出来た。この本に書かれていたことを一言で言えば「自分のボスは自分であることに気づき、本来の自分にもどろう。そのために自分の心にコンパスをもとう。」ということ。
人生は自分の思いのままにならず、自分のしたくない事にあふれている。本来自分のしたいことがなんなのか?それが自分の本当の幸福なのか?生きるためには本当に働かなければならないのか?
著者はこう言っている。
「生きるのにお金は必要ない。私たちは生まれたときからもう生きているのだから」と。
最初は、理想主義者の無責任な言葉だと感じたが、少しずつ読み進めるうちに自分が何のために生きるのかを考えさせられるようになった。そして、自分自身や家族への愛情が最も大切であると感じるようになった。
letter1に書かれていたキューブラー・ロスの話。
「生きるために働くはずが、働くために生きてしまった。」
末期癌患者の多くが口にするこの言葉は、幸福の必須条件がお金ではないことを物語っている。
★以下はあとがき「新たな旅のはじまり」から引用。
★「今日、日暮れ前に私は丘に登り、
雲に囲まれた天国を見上げた。そして自分の魂に問いかけた。
いつになればわたしはあの宝珠を手に入れ、
そこに秘められた歓びや知恵を我がものとできるのかと。
そうすれば満たされ、満足できるのだろうかと。
私の魂はこう答えた。
いや、私たちはその高みへとたどりつき、
そこからさらに先を目ざすのだ」
ウォルト・ホイットマン
ここまで引用。
自分が本当に目ざしたい高みを越えて、更なる幸せを求めて旅をしよう。
その旅路こそが我が人生そのものなのだ。
以上、東北戦線異常無し。

by kaiseik
| 2006-06-04 10:28
| 読書道
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